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認知症の早期発見と早期からの治療の重要性
物忘れをするようになるのは、誰しもとても悲しく嫌なことだと思います。
とはいえ、よくある単なる“ど忘れ”や年齢的な覚えにくさがでてくるのはまったく心配するものではありません。
しかし、日ごろからいろいろなことを忘れてしまうことが多くなったり置き忘れが多くなったりということは、普通の年を取ったからというもので起こる物忘れとはまったく異なります。昔から“ボケ”や“痴呆”といわれていますが、今では“認知症”といわれるものです。
認知症といってもそれは症状であって、その原因はいろいろあります。認知症の多くは年齢とともに悪くなるものが多いものですが、その中には治せる認知症もありますし、医学の進歩に伴い、治せないまでも症状の悪化を遅くする治療ができるものもあります。
従って現代の認知症治療の基本は、いかに早く発見し専門医療機関できちんと検査を受け、その人にあった適切な治療を受けるか、本人や家族がどれだけきちんと病気を理解し対応や介護をしていくか、いかに悪くしないか、寝たきりにさせないかが、本人にとっても介護する家族のためにもとても重要になっています。
認知症とは
もともとあった知能が異常に低下すること
通常できていた仕事や日常生活ができなくなる
物忘れは単なる老化 ⇔ ボケ(痴呆、認知症)は病気
日本には約160万人(8世帯に一人の割合で)いると言われ,高齢化に伴い増加することが予想されている
現在,日本ではアルツハイマー病が最も多く、次に多発性脳梗塞による血管性痴呆が多い
症状は加齢とともに,どんどん進行性(悪化)に経過する
認知症の特徴
中核症状
① 記憶障害(言ったことや聞いたことを忘れる,食事をしたことを忘れる,昔に戻っている)
②見当識障害(日時や状況判断ができない)
③判断・思考力の低下(正確な判断ができない、間違ったことをしてしまう)
④理解・学習能力の低下(状況の理解ができない、同じ間違いをしてしまう)
⑤計算力の低下(お金の計算などができなくなる)など
随伴症状
せん妄(物を盗られた,夜中に騒ぐなど),うつ状態(やる気がなくなる,表情が乏しくなるなど),睡眠障害(不眠や昼夜逆転;昼間うとうと,夜に元気になるなど)
認知症の初期症状
・同じ事を言ったり聞いたりする
・物の名前が出てこない
・置忘れやしまい忘れが目立ってきた
・関心ごとや興味が失われてきた
・日課をしなくなり,だらしなくなってきた
・時間や場所の感覚が不確実になってきた
・おつりや計算の間違えが目立ってきた
・財布や物を盗まれたと言うことが多くなった
・些細なことで怒りっぽくなってきた
・蛇口やガス栓の締め忘れをするようになってきた
・迷子になることがあった
認知症をきたす疾患
1.皮質性痴呆:①アルツハイマー型痴呆 ②ピック病,など
2.皮質下性痴呆:①進行性核上性麻痺 ②ハンチントン舞踏病 ③パーキンソン病の一部,など
3.血管性痴呆:①脳梗塞後の痴呆 ②ビンスワンガー病
4.脳代謝性痴呆(全身疾患や内分泌障害に伴う脳症)
5.その他:①慢性硬膜下血腫 ②正常圧水頭症 ③脳腫瘍など
治療できる認知症
①甲状腺機能低下症(甲状腺ホルモンの異常)・・・意欲の低下が強い
②ウエルニッケ脳症(ビタミンB1欠乏症)・・・お酒の多飲や偏食など 、脚気を伴う
③ペラグラ(ニコチン酸欠乏症)・・・皮膚炎や下痢を伴う
④ビタミンB12欠乏症・・・偏食や胃の手術の後など
⑤うつ病(うつ状態)・・・中高年の女性に多い,仮性痴呆,脳梗塞後遺症性うつ
⑥慢性硬膜下血腫・・・麻痺や歩行障害を伴うことが多い
⑦正常圧水頭症・・・同上
⑧脳腫瘍・・・同上,頭痛を伴うことが多い,など
※うつ病(うつ状態)や上記内科疾患による痴呆症状はけして少なくはない事に注意
物忘れをするようになるのは、誰しもとても悲しく嫌なことだと思います。
とはいえ、よくある単なる“ど忘れ”や年齢的な覚えにくさがでてくるのはまったく心配するものではありません。
しかし、日ごろからいろいろなことを忘れてしまうことが多くなったり置き忘れが多くなったりということは、普通の年を取ったからというもので起こる物忘れとはまったく異なります。昔から“ボケ”や“痴呆”といわれていますが、今では“認知症”といわれるものです。
認知症といってもそれは症状であって、その原因はいろいろあります。認知症の多くは年齢とともに悪くなるものが多いものですが、その中には治せる認知症もありますし、医学の進歩に伴い、治せないまでも症状の悪化を遅くする治療ができるものもあります。
従って現代の認知症治療の基本は、いかに早く発見し専門医療機関できちんと検査を受け、その人にあった適切な治療を受けるか、本人や家族がどれだけきちんと病気を理解し対応や介護をしていくか、いかに悪くしないか、寝たきりにさせないかが、本人にとっても介護する家族のためにもとても重要になっています。
認知症とは
もともとあった知能が異常に低下すること
通常できていた仕事や日常生活ができなくなる
物忘れは単なる老化 ⇔ ボケ(痴呆、認知症)は病気
日本には約160万人(8世帯に一人の割合で)いると言われ,高齢化に伴い増加することが予想されている
現在,日本ではアルツハイマー病が最も多く、次に多発性脳梗塞による血管性痴呆が多い
症状は加齢とともに,どんどん進行性(悪化)に経過する
認知症の特徴
中核症状
① 記憶障害(言ったことや聞いたことを忘れる,食事をしたことを忘れる,昔に戻っている)
②見当識障害(日時や状況判断ができない)
③判断・思考力の低下(正確な判断ができない、間違ったことをしてしまう)
④理解・学習能力の低下(状況の理解ができない、同じ間違いをしてしまう)
⑤計算力の低下(お金の計算などができなくなる)など
随伴症状
せん妄(物を盗られた,夜中に騒ぐなど),うつ状態(やる気がなくなる,表情が乏しくなるなど),睡眠障害(不眠や昼夜逆転;昼間うとうと,夜に元気になるなど)
認知症の初期症状
・同じ事を言ったり聞いたりする
・物の名前が出てこない
・置忘れやしまい忘れが目立ってきた
・関心ごとや興味が失われてきた
・日課をしなくなり,だらしなくなってきた
・時間や場所の感覚が不確実になってきた
・おつりや計算の間違えが目立ってきた
・財布や物を盗まれたと言うことが多くなった
・些細なことで怒りっぽくなってきた
・蛇口やガス栓の締め忘れをするようになってきた
・迷子になることがあった
認知症をきたす疾患
1.皮質性痴呆:①アルツハイマー型痴呆 ②ピック病,など
2.皮質下性痴呆:①進行性核上性麻痺 ②ハンチントン舞踏病 ③パーキンソン病の一部,など
3.血管性痴呆:①脳梗塞後の痴呆 ②ビンスワンガー病
4.脳代謝性痴呆(全身疾患や内分泌障害に伴う脳症)
5.その他:①慢性硬膜下血腫 ②正常圧水頭症 ③脳腫瘍など
治療できる認知症
①甲状腺機能低下症(甲状腺ホルモンの異常)・・・意欲の低下が強い
②ウエルニッケ脳症(ビタミンB1欠乏症)・・・お酒の多飲や偏食など 、脚気を伴う
③ペラグラ(ニコチン酸欠乏症)・・・皮膚炎や下痢を伴う
④ビタミンB12欠乏症・・・偏食や胃の手術の後など
⑤うつ病(うつ状態)・・・中高年の女性に多い,仮性痴呆,脳梗塞後遺症性うつ
⑥慢性硬膜下血腫・・・麻痺や歩行障害を伴うことが多い
⑦正常圧水頭症・・・同上
⑧脳腫瘍・・・同上,頭痛を伴うことが多い,など
※うつ病(うつ状態)や上記内科疾患による痴呆症状はけして少なくはない事に注意
アルツハイマー型認知症について
40〜50歳代以降に記名力障害で発症することが多く,徐々に学習障害や見当識障害が出現する 。基本的には非遺伝性で、最も認知症の原因疾患として多い。脳細胞内のβアミロイド蛋白の蓄積により,脳細胞の変性が引き起こされると考えられている。
自覚はないことが多く,人格は保たれニコニコしている人が多い。症状は極めて緩徐進行性に経過し,病状の進行に伴い,迷子や火や水の不始末,周囲に無関心,無頓着になり,やがて日常生活を維持できなくなる。
40〜50歳代以降に記名力障害で発症することが多く,徐々に学習障害や見当識障害が出現する 。基本的には非遺伝性で、最も認知症の原因疾患として多い。脳細胞内のβアミロイド蛋白の蓄積により,脳細胞の変性が引き起こされると考えられている。
自覚はないことが多く,人格は保たれニコニコしている人が多い。症状は極めて緩徐進行性に経過し,病状の進行に伴い,迷子や火や水の不始末,周囲に無関心,無頓着になり,やがて日常生活を維持できなくなる。
アルツハイマー病(AD)の画像(MRI T2強調画像,水平断)
アルツハイマー病では早期から両側の海馬の萎縮がみられ,それに伴い側脳室下角の拡大がみられる(矢印).また,見た目の変化は少ないが頭頂葉側頭葉後頭葉連合野(丸印)の機能低下も早期から見られる。
アルツハイマー病では早期から両側の海馬の萎縮がみられ,それに伴い側脳室下角の拡大がみられる(矢印).また,見た目の変化は少ないが頭頂葉側頭葉後頭葉連合野(丸印)の機能低下も早期から見られる。 脳血流シンチグラフィー/SPECT(IMP)
脳の働きを見る脳血流シンチ検査では,萎縮した両側海馬の血流低下(下段)と連合や(上段)の著明な血流低下を認め,同部位の脳機能の低下が疑われる。
脳の働きを見る脳血流シンチ検査では,萎縮した両側海馬の血流低下(下段)と連合や(上段)の著明な血流低下を認め,同部位の脳機能の低下が疑われる。 血管性認知症について
ビンスワンガー型白質脳症(脳軟化)が最も多く,脳梗塞後遺症では,主幹動脈狭窄(特に左半球)に伴う脳梗塞後におこるものが多い
俗に“まだら痴呆”の病状を呈する
痴呆の他に,随伴症状として歩行障害やパーキンソンニズム,尿便失禁や感情失禁を伴うことが多い
脳血管障害の危険因子(高血圧,糖尿病,高脂血症,喫煙など)を伴うことが多い。
ビンスワンガー型白質脳症(脳軟化)が最も多く,脳梗塞後遺症では,主幹動脈狭窄(特に左半球)に伴う脳梗塞後におこるものが多い
俗に“まだら痴呆”の病状を呈する
痴呆の他に,随伴症状として歩行障害やパーキンソンニズム,尿便失禁や感情失禁を伴うことが多い
脳血管障害の危険因子(高血圧,糖尿病,高脂血症,喫煙など)を伴うことが多い。
血管性痴呆(VaD)の画像(MRI FLAIR画像,水平断)
脳の虚血によって引き起こされた,脳梗塞巣が深部白質に広範に白く描出されている(右図).大脳は全体的に萎縮傾向にあるが,海馬は比較的保たれている。
脳の虚血によって引き起こされた,脳梗塞巣が深部白質に広範に白く描出されている(右図).大脳は全体的に萎縮傾向にあるが,海馬は比較的保たれている。 脳血流シンチグラフィー/SPECT(IMP)
脳血流シンチ検査では,アルツハイマー病とは異なり,全体的にまだら状に脳血流が低下していることがわかる。
脳血流シンチ検査では,アルツハイマー病とは異なり,全体的にまだら状に脳血流が低下していることがわかる。 ADとVaDのPET(FDG-PET)
PET (Positron emission tomography)で脳内のブドウ糖(Glucose)代謝を見ると,アルツハイマー病では連合野に明瞭な代謝低下が見られる(図左).一方,血管性痴呆では血管支配に限局した血流低下(右中大脳動脈領域)やまだら状の代謝低下が見られる。(平成21年6月現在,保険適応外)
PET (Positron emission tomography)で脳内のブドウ糖(Glucose)代謝を見ると,アルツハイマー病では連合野に明瞭な代謝低下が見られる(図左).一方,血管性痴呆では血管支配に限局した血流低下(右中大脳動脈領域)やまだら状の代謝低下が見られる。(平成21年6月現在,保険適応外) 認知症かな?と思ったら
①簡単な質問(日時や場所、年齢や、計算など)をいくつかしてみる
②以前の生活と比べて、行動や言動に異常な変化がないか注意して観察してみる
③職場での仕事がきちんとできているか、同僚に聞いてみる
認知症の治療
①アルツハイマー型認知症:基本的に症状に合わせて組み合わせ(併用で)使用
・抗コリンエステラーゼ阻害薬:認知機能・記憶の改善、意欲低下の改善効果
アリセプト、レミニール(新薬)、イクセロン(新薬・パッチ剤)
・NMDA受容体拮抗剤:脳保護作用、進行予防、認知機能・情緒不安定の改善効果 ・漢方:抑肝散・・・易怒性や興奮状態、夜間不穏や徘徊などの症状抑制効果
②血管性認知症:血圧管理,抗血小板剤(アスピリン、プレタール、プラビックスなど)の投与
うつ症状などに対してSSRI(抗うつ薬)など
③治せる認知症(上記治せる認知症の項を参照)に関しては早期診断・早期治療が大切
④その他の対応:
・マルチビタミン(ビタミンB群+葉酸)の内服・・・一番安いやつで十分
・散歩や運動、どんどん外出、デイケアなど
・食事や水分摂取などの栄養管理、食欲はあるか?便秘はしていないか?
・新聞や本を毎日読む、趣味はどんどんやってもらう
・介護保険の積極的な利用、ケアマネージャーへの相談
家族の接し方のポイント
①自尊心を傷つけない
②昔話を聞いてあげる
③食事や睡眠など規則正しい生活を心がける
④食事や水分摂取は十分に
⑤下痢や便秘に注意!排泄に気を使ってあげる
※かかりつけ主治医をきちんと決め,いろいろ相談しアドバイスを受ける
問題行動を起こしたら
①物忘れ・・・・話題を変え忘れることを利用する
②妄想(物取られ妄想、被害妄想など)・・・・感情を共有して味方になってあげる
③見当識障害(状況判断の低下)・・同じ立場になり不安を取り除く
④人物誤認(家族の顔がわからなくなる)・・・否定しないでまず受け入れる
⑤徘徊(夜中に歩き回る)・・・・ネットワークをつくる
⑥幻覚(変なものが見える)・・・・安心感を与えてあげる
⑦性格変化(怒りっぽくなる、涙もろい)・・・冷静になって対処する
⑧問題行動(異常な行動)・・・厳しくは叱らない
⑨夜間せん妄(夜に騒ぐ、おきだす)・・規則正しい生活をさせる
認知症の介護の問題点と現状
認知症の治療においては、どんどん新薬が開発されてきているとはいえ、完全に治したりはできませんし、年を取るごとに徐々に進行(悪化)してしまいます。従ってまず認知症とはどういう疾患であるかと言うことを、本人のみではなくご家族の方々にも十分に理解して頂いたうえで、早期からきちんと検査・治療を受けること、ご家庭でも積極的に健康管理をしていただくこと、それによって症状をできるだけ進行しないよう対策をとることが、介護度を上げないためにも大変重要です。
認知症の治療薬が新たに承認され、治療の幅が広がってきてはいますが、それでもまだまだ治療は限られているのが現状です。患者さんへもそうですが介護するご家族へのメンタル・ケアやアドバイスも大切です。介護するご家族の苦労も日増しに強くなっていくことを理解し、しっかりしていた親が壊れていく姿を寛容に受け入れる心構えを持つこと、一人の介護者だけに任せず、家族全員でみていく意識と、困ったときにはケアマネージャーに相談する習慣なども大切です。
患者さんが最後まで人間らしく、誇りと尊厳をできるだけ長い時間失わずに、1日でも長く元気に笑顔で過ごしていけるよう、家族と医療側が相談・協力しながら対応していくことが望まれます。
①簡単な質問(日時や場所、年齢や、計算など)をいくつかしてみる
②以前の生活と比べて、行動や言動に異常な変化がないか注意して観察してみる
③職場での仕事がきちんとできているか、同僚に聞いてみる
認知症の治療
①アルツハイマー型認知症:基本的に症状に合わせて組み合わせ(併用で)使用
・抗コリンエステラーゼ阻害薬:認知機能・記憶の改善、意欲低下の改善効果
アリセプト、レミニール(新薬)、イクセロン(新薬・パッチ剤)
・NMDA受容体拮抗剤:脳保護作用、進行予防、認知機能・情緒不安定の改善効果 ・漢方:抑肝散・・・易怒性や興奮状態、夜間不穏や徘徊などの症状抑制効果
②血管性認知症:血圧管理,抗血小板剤(アスピリン、プレタール、プラビックスなど)の投与
うつ症状などに対してSSRI(抗うつ薬)など
③治せる認知症(上記治せる認知症の項を参照)に関しては早期診断・早期治療が大切
④その他の対応:
・マルチビタミン(ビタミンB群+葉酸)の内服・・・一番安いやつで十分
・散歩や運動、どんどん外出、デイケアなど
・食事や水分摂取などの栄養管理、食欲はあるか?便秘はしていないか?
・新聞や本を毎日読む、趣味はどんどんやってもらう
・介護保険の積極的な利用、ケアマネージャーへの相談
家族の接し方のポイント
①自尊心を傷つけない
②昔話を聞いてあげる
③食事や睡眠など規則正しい生活を心がける
④食事や水分摂取は十分に
⑤下痢や便秘に注意!排泄に気を使ってあげる
※かかりつけ主治医をきちんと決め,いろいろ相談しアドバイスを受ける
問題行動を起こしたら
①物忘れ・・・・話題を変え忘れることを利用する
②妄想(物取られ妄想、被害妄想など)・・・・感情を共有して味方になってあげる
③見当識障害(状況判断の低下)・・同じ立場になり不安を取り除く
④人物誤認(家族の顔がわからなくなる)・・・否定しないでまず受け入れる
⑤徘徊(夜中に歩き回る)・・・・ネットワークをつくる
⑥幻覚(変なものが見える)・・・・安心感を与えてあげる
⑦性格変化(怒りっぽくなる、涙もろい)・・・冷静になって対処する
⑧問題行動(異常な行動)・・・厳しくは叱らない
⑨夜間せん妄(夜に騒ぐ、おきだす)・・規則正しい生活をさせる
認知症の介護の問題点と現状
認知症の治療においては、どんどん新薬が開発されてきているとはいえ、完全に治したりはできませんし、年を取るごとに徐々に進行(悪化)してしまいます。従ってまず認知症とはどういう疾患であるかと言うことを、本人のみではなくご家族の方々にも十分に理解して頂いたうえで、早期からきちんと検査・治療を受けること、ご家庭でも積極的に健康管理をしていただくこと、それによって症状をできるだけ進行しないよう対策をとることが、介護度を上げないためにも大変重要です。
認知症の治療薬が新たに承認され、治療の幅が広がってきてはいますが、それでもまだまだ治療は限られているのが現状です。患者さんへもそうですが介護するご家族へのメンタル・ケアやアドバイスも大切です。介護するご家族の苦労も日増しに強くなっていくことを理解し、しっかりしていた親が壊れていく姿を寛容に受け入れる心構えを持つこと、一人の介護者だけに任せず、家族全員でみていく意識と、困ったときにはケアマネージャーに相談する習慣なども大切です。
患者さんが最後まで人間らしく、誇りと尊厳をできるだけ長い時間失わずに、1日でも長く元気に笑顔で過ごしていけるよう、家族と医療側が相談・協力しながら対応していくことが望まれます。













